トーク術を磨く
セミナー講師をするためには、ある程度の実績や肩書があれば望ましいのですが、民間資格でも十分にアピールポイントとなることも考えられます。そもそも、セミナー講師というのは営業と信頼によって成り立つ職業です。
セミナー講師とは、何らかの教室や講師としての招待を受け授業を執り行う仕事ですが、生徒が集まって初めて講師としての立場を得ることができます。そんな講師として必要なのはトーク力です。実際の実績や社会的に認められる肩書があるとすれば集客力は十分と言えるかもしれませんが、肝心の授業の内容が面白くなければ、誰も学びたいとは思わないでしょう。
これが難しいところですが、基本的には起承転結の流れを守り、自分が発言する意見の根拠を提示するなどの技術が必要です。これには、聴衆のすでに知っている土台を知ったうえで、そこに根ざした論議の展開が求められます。
そうは言っても、誰しも好きなことについては、熱意をもって話せるものでしょう。
説得力のある話
しかし実際的な価値を示すことができなければ、聞いている人は「なぜそれが大切か」を理解することができません。そこで、聞いている人がすでに大切だと思っていることや、重視する価値観に役立つメリットを説明することで、聞き手は話の内容に引き込まれます。
なぜなら、それは話し手ではなく聞いている人の関心事に沿うものだからです。これには誠実さが必要です。聞いている人の気持ちや価値観を理解しようとするエネルギーが試されるからです。これをクリアできるとすれば、おのずと話す内容や動機付けが内面から湧いてくることでしょう。
人は、正論を言っていても他人に厳しいだけの人より、自分も苦労した人や人に理解を示す人に引き寄せられるものです。つまり、信頼できると思う人でなければ、聞いたことを受け入れる態勢にはならないでしょう。そういった意味でも、セミナー講師として意見を言いっぱなしより、一般的な意見にも理解を示すことが重要です。
人脈や知名度を獲得する
自分の肩書や説得力を増し加えたい場合、どうしても世間が認める実績や経歴が必要です。一から始めて急に実績を積むことは難しいため、まずは他のセミナー講師と知り合ってイベントの手伝いをしたり、主催者側に回って招待することで人脈を増やすことが有効かもしれません。
こうした活動は根回しや八方美人的な立ち振る舞いに感じられるかもしれませんが、現実的で手っ取り早い人脈の作り方です。あるいはSNS等を活用して興味深いコンテンツを載せ、先に知名度を獲得する方が簡単かもしれません。インターネットは匿名で活動可能であるため、それを善用するのも一つの方法です。

