平均2時間ほど
手作りパンにかかる時間は、おおむね2時間ぐらいが平均のようです。クロワッサンやデニッシュなど、造形に手間のかかるパンはさらに時間が必要でしょう。
特にイーストの扱いに慣れないうちは、時間がかかって仕方ないように感じるかもしれません。イーストは酵母で、生きた菌です。これを発酵に利用することで柔らかいパンを作るのですが、水分と適切な温度が与えられなければ働きません。
その時間や温度管理は幾分面倒に感じられるでしょう。
時間短縮は可能か
パン作りでは、どのように時間短縮を行うとよいのでしょうか?
まずは材料の順番を考えましょう。作業をスムーズに進めるにあたって、最初に行うべきなのはバターや卵を常温に戻すことです。あらかじめ冷蔵庫から出しておくことで、作業をより速く進められます。
常温に戻す時間がどうしても無い場合は、電子レンジに10秒単位でかけてみましょう。10秒かけて冷たいようならさらに10秒といった具合で、徐々に常温に戻して柔らかくします。卵を使うレシピの場合、まずこれを溶いてこし器でこしておきます。
バターが常温に戻っていたら計量し、次は必要な分量の水を温度を合わせて準備します。温度管理はパン作りにおいて非常に重要です。水の温度が適切であれば、イースト菌が十分に発酵してパンに柔らかさが出ます。
水は温度を測ってから保温できる容器に入れるか、使用するまでに温度が下がることを考えて少し高めに設定しておきましょう。それから強力粉や砂糖、塩などの計量に移ります。材料が揃い次第、内容を確認しパンの制作過程に入ります。
こねる段階はしっかりと
ここからは時間短縮が難しくなります。なぜなら、パンは材料を混ぜ合わせ、良い生地を作らずに、焼き上がりも美味しいパンにはならないからです。生地をこねる段階で十分に粘りと弾力が出ないとすれば、焼き上がりの硬いパンになってしまいます。
初心者が陥りやすいのはこのミスでしょう。こね不足のゆえに生地が十分なグルテンを発生させることができず、硬いパンになってしまいます。水の量を調整し、柔らかめの生地を十分にこねることで、しっとりふんわりしたパンに焼きあがるのです。
慣れれば幾分速くなるかもしれませんが、この過程は時間の短縮より、作業の質が求められます。温度管理に慣れたら、パンを作る作業はスムーズに進むようになるでしょう。
材料をそろえた時に何度に管理するのか、又はこね上がりの生地の温度管理をどのように行うか、までをしっかりと考えてから作業すると良いでしょう。

